「素人考え休むに似たり」ではあるが、靖国問題について考えてみた。
先日のニュースで、小泉首相が、『16日午前の衆院予算委員会で、中韓両国が首相の靖国神社参拝に反対していることについて「他国が干渉すべきではない。戦没者に心からの追悼の誠を捧げることがなぜいけないのか、理解できない」と不快感を示し「いつ行くかは適切に判断する」と述べ、従来よりも踏み込んだ表現で参拝継続への意欲を示した。』(毎日新聞)、と報じられた。 この人にはバランス感覚がないのだろうか? 前にも書いたかもしれないが、外交は相手国と交渉することで成り立っている。相手国が不快に思うようなことばかりこちらが主張していれば、まとまるものもまとまらなくなってしまう。(相手国におもねると言っているのではない) ただの国会議員センセイが人気取りのためにタカ派的発言をするのと違い、一国の首相が発言することは日本の主張ととられてても仕方ない。 (日本国民のコンセンサスを得たとは到底思えないが)日本政府は国連安保理常任理事国入りを目指してる、それなのにこんな硬直的な発言である。これでは逆行する発言ばかりしていると、内外から理解されても仕方あるまい。 この人はどうかしているとしか思えない。このままでは日本の国益を及ぼすことになりかねない。 アジア各国が批判しているのは、靖国にA級戦犯が合祀されていることらしい。 戦後60年、先日もヨーロッパ方面で連合国側の戦勝60周年記念式典が行われたように、戦争の悲惨な記憶は忘れられていない。また戦勝国と戦敗国との立場は未だ変わっていないのだ。 そのヨーロッパで、もしドイツの首相が国を守るために戦ったのだからとヒットラーに祈りを捧げたら、世論はどう反応するだろうか? アジア諸外国から見れば、我がアホ首相のやってることはそれ同じことなのではないか。 日本人のように「過去は水に流す」というわけにはいかないのだ。 日本には、国に災いを及ぼしたり祟ったりした者を神として祀り、国の護りに変えてしまおうとする思想がある。平将門や崇徳院また菅原道真などがそれにあたる。 この思想が根底にあるので、A級戦犯が神の一柱として合祀されていても日本人には違和感があまりないのだ、という話を何処かで聞いた。 しかし、これは日本人なら「なんとなく」受け入れられるが、他国民にはいくら説明しても無理ではないか。A級戦犯は、あくまでA級戦犯なのだ。 終戦記念日(敗戦と言わないところが日本人らしい)に英霊に祈りを捧げ、不戦の誓いを新たにするというのなら、宗教的・政治的な意味のない場所に、戦没者の慰霊碑を建てれば良いのではないか。 そうすれば諸外国から文句を言われることはないし、国内でも宗教的・思想的理由で靖国に行かれない人も納得できる(キリスト教徒などで靖国に合祀されたことで、精神的苦痛を味わっている人々もいる)。 これなら日本国憲法の理念に適っているし、憲法違反を続けることもあるまい。 自分の思想信条と相容れないとしても、国益に適うことであれば推し進めていくのが政治家の役目であり度量ではないか。 そのような柔軟な発想のできる政治家が、国政レベルで登場することに期待したい。 自民党や民主党では結局、同じ穴のムジナということか… #
by koujima_ousi
| 2005-05-18 16:40
| 思いつ記
ニュースを見ていると、毎日のように教員の不祥事が報道されている。今日も、生徒に質問する際、カッターナイフを突きつけた教師について報道されていた。
Yahoo!で伝えられているのは、こうだ… 『 鹿児島県開聞町立開聞中学校(福元隆志校長、203人)で、男性教諭(39)が授業中、質問をした際に「答えられなかったら切ります」と言って、生徒にカッターナイフを突きつけていたことが7日、分かった。 学校によると、教諭は4月13日、1年生の美術の時間に「世の中にある色を答えなさい」と質問し、順番に生徒に答えさせていた。男子生徒が答えに詰まると「答えられないから切ります」と言い、ポケットからカッターナイフを取り出し、刃を数センチ出して生徒に20~30センチまで近づけた。また、別の質問でも答えに詰まった女子生徒2人にナイフを見せたという。 保護者からの連絡で、学校が教諭に事情を聴いたところ「作業をさっさと進めるためにやった」と答えたという。教諭は4月に異動してきたが、前任校でも「答えられなかったら定規でたたく」などと言って指導していた。 教諭は生徒と保護者に対し、不適切な指導があったことを認め謝罪した。福元校長は「学校は安心して過ごせる場所であるべきなのに、こういうことがあって非常に残念。子供たちに怖い思いをさせ申し訳ない」と話している』(毎日新聞) 別の新聞によると、『教諭は「授業に緊張感を持たせようと思ってやった。後で事の重大性に気づいた。申し訳ない」と話しているという。』(読売新聞)、だそうだ。 あまりにも馬鹿げている。「授業に緊張感を持たせよう」って、緊張感の意味がが違うだろう!教員たる者、教育に命を懸けて欲しいと思うが、教わる側が直截な意味で、命を懸けてどうする。中1なんてまだ子供だ。カッターナイフを大人から突きつけられたら、怖いに決まっている。大人だって怖い。 本当に「作業をさっさと進めるためにやった」と言ったとしたら、指導計画を全く立てていないとしか思えない。 この教員に対し処分を検討中らしいが、報道されていることが事実だとしたら、即刻、「懲戒免職」にすべきだ。 過去に報道された教員の不祥事について、厳重注意や謹慎などが処分として発表されることが多い。しかし。これでは生温いと思う。教育の現場にこんなふざけた教師をおいておいてはいけない。いわゆる「公務員体質」や労働組合の存在が、もしそれを許しているとしたらもってのほかだ。民間であれば厳しい処分になるはずである。 教育の現場は、自治的であって、権力や資本のある人間から自由でなければいけないと思う。だからといって、野放しにされてはいけない。 勿論、懸命に働いている教員が殆どだろうし、一部の人間の不祥事と同次元で見られたくないと教員を職業としている方は言うだろう。私の友人で教員をやっている連中もそりゃあ熱心だ。 しかし、だからこそ、教員の質についてチェックできる体制を皆で考えるべきだ。採用の段階でもそうだし、ベテランの教師の教育水準や人間性をチェックする事も必要だろう。(そうすると「君が代」を歌わない教員は不適格だと言い出すバカな奴も出てくるので困ってしまうが…) ここからは噂話、都市伝説のようなもの… 関東に位置するK川県では、教師として不適切(能力が足りない、やる気がない、人格的に問題がある等)な人物を一ヶ所に集めて、研修の名目で隔離している、らしい、らしい… クビにしちゃえばいいのに!税金使ってんだからっ! #
by koujima_ousi
| 2005-05-07 16:33
| 思いつ記
今日は買わないけど、とりあえず気になる馬を50音順で
アイホッパー アドマイヤグルーヴ チャクラ トウショウナイト ハーツクライ ヒシミラクル #
by koujima_ousi
| 2005-05-01 10:21
| お馬さん
昨日・一昨日と親戚の葬儀参列のため、北陸の薬で有名な県まで行ってきた。
関東からでも高速を使うと7時間で行ってしまう。自分のイメージしていた距離感と、現実とがあまりに違いすぎて、日本はせまいんだなあ、と思ってしまった。 ただ、物理的な距離は短縮できても、土地の風習、葬儀の慣例、そして言葉までもが、私が普段慣れ親しんでいるのとはまったく違うものなので、外国へ取り残された気分に陥ってしまった。 よく考えれば、つい(?)江戸時代までは、国が違ったのだから外国といえば外国と言えなくはない。 「日本はずっとひとつの国でした」なんて言い張る方が、逆に違和感を感じてしまう今の心境であった。 #
by koujima_ousi
| 2005-04-29 17:24
| 思いつ記
昨日の悲惨な事故。不幸にも犠牲になられた方にお悔やみ申し上げる。
今回の事故については、いろいろな要因が不幸にも積み重なって起こってしまったのだろうから、今後の調査を待って責任問題等は議論すべきだろう。われわれのような部外者がとやかく言う立場でもない。 それにしてもである。 ここのところ、日本の交通輸送がおかしくないか? 日航機の度重なる不手際、今回の事故等、報道されているだけでもかなりの数だ。以前と較べて、事件事故になる数が多すぎるのではないか。 日航の社長は、経営の効率化のために点検がおろそかになっていた面がある、と記者会見で認めていたらしい。本当にそう発言していたとしたら、何たることか!である。 バブル崩壊後、経営のスリム化・効率化を図ることで、各企業が生き残りを模索してきた。そしてそのことで多くの企業が再生したことも認める。それはどこも血の出るような思いだったに違いない。(その陰にはリストラされた多数の従業員がいて、未だに定職につけない者もいるが…) しかし、である。企業の効率化だけが独り歩きし、顧客へのサービスの質・製品の質が低下してはいないだろうか? ちょっとしたことでも「こっちは客だぞ!」といいたくなるようなことは多い。 どんなに効率化しようが、顧客に対して最高のサービスを提供しようとする。それが現在まだできていなくとも、理想として掲げ一歩でも近づこうとするのが一流の証拠。この程度でいいや、と考えたり自分の会社さえ守れればという考えになると、日航や三菱自動車、西武鉄道(コクド)のような結果を招く。 ましてや交通機関を利用するということは、客としてはある意味、命を預けていることになる。 「お客様の安全より、効率を優先させていただきました」じゃあ、洒落にならない… #
by koujima_ousi
| 2005-04-26 17:06
| 思いつ記
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